普通の方なら「イエス」と答えるでしょう。ところが、実際はそうではない人が多いのです。
どういうこと?
ってお感じになっている方がほとんどではないでしょうか?少し解説をしますね。
自由に身体を動かすというと、手足を曲げたり、歩いたり、はたまた腰を回したり、走り回ったりということをイメージされるでしょう。確かにその通りなんですね。しかし、今日のテーマはもう少し、違った観点からお話ししたいのです。では、質問の内容を変えます。
「あなたは自分の身体の力を自由に抜くことができますか?」
この質問でも「イエス」と答えるかもしれませんね?これまで延べ7000人以上診てきた私の観点からすると、意外にも「ノー」の方が結構いらっしゃるのです。本人は身体の力を抜いていると思っていても、実は抜けていないというパターンが多いという言い方がいいでしょう。これを専門用語で「随意筋の不随意筋化(ずいいきんのふずいいきんか)」と呼びます。
振り返ってみてください。私たちは幼少の頃から学生時代、そして社会に出て現在に至るまで何万回「頑張れ!」と言われてきたでしょうか?確かに頑張ることは必要です。ところが、過度に頑張りすぎると、どんどん身体には「緊張」という形で力が入った状態になります。簡単にいうと、日々、私たちは、身体に過剰に力を入れた状態で生活しているようなものなのです。
反対に、毎日のように「力を抜いて」と言われたことがあるでしょうか?ひょっとしたら、ほとんどないのではないでしょうか?
毎日、イキイキ活動するためには、まずは、自分自身、力が入っているということを認めること、そして、力を抜くということに真剣に取り組むことが大事になります。
では、どうやって力を抜けばいいの?ということですね?とてもシンプルで効果的な方法をお教えします。
「息を吐くこと」
それだけです。無意識的にため息をつくことがあるでしょう?これは身体からの防衛反応で「力を抜いてください~」というメッセージなのです。なので、毎日、積極的に息を吐いてみましょう。日に日に身体の力が抜けていきますよ。
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