私自身、現場では以下のことを常に意識し、クライアントと接しています。
1、問題の発生は過去の結果であるが、他の方法のように過去にさかのぼって病の原因を探ろうとしない。心に病がある人はストレスが無理な状態に蓄積したためであり、心身のバランスが損なわれたためと考える。現在に生きることを方向付ける。
2、心の病は正常な心身の変化が大きくなりすぎたものである。強過ぎる傾向、悪い癖が固定された状態であるから、その固定された状態を変化、改善させれば良い。
3、心を心でコントロールすることは無理である。人間の心は、自分の力ではどうにもならない。どうにもならない心をいじるのはやめて、ケアしやすい身体に自然性を回復させること、つまり緊張と弛緩の自由さの回復であるホットストレッチが筋肉バランスを重視している理由である。身体バランスを健康人らしくすることである。そうすれば心も健康になる。
4、ホットストレッチでは一切の治療器具は使用しない。また、特殊な設備も必要ではない。それは我々の専門性を生かすためであり、専門性を広め、我々の援助法をより明確にするためである。ホットストレッチを行なうための環境整備(かおり、音楽、照明等)は効果を促進させるために注意する必要がある。
5、実生活の中で治すことを目的としている。普通の生活を送りながら、悪い癖ばかりでなく、社会人としてかけている生活態度を身につけていくこと。つまり思考や生活習慣の改善を援助する。
6、性質や性格は簡単には変わらない。悪いところを治すためではなく、悪いところが出ないように注意力を身につけ、良いものを伸ばすように指導する。
つまり、いいも悪いもない。仏教の言葉を借りれば「空」の状態を作り出すということ。それが、人間としての「自然体」と考えます。
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