人に身を委ねるようになる人は幸運を持ってくる

私たちは、幼少の頃から

自分の力で何とかしろ!
努力しろ!

と教えられてきました。何でもかんでも

自分の力を信じて事に当たれ!
甘えは許されない!

こんな感じ?

しかしですよ、常にこのような精神状態でいたらどうなります?絶対いつか破たんします。これは、私自身の経験、クライアントと接してきた現場体験からも明らかです。

確かに、「自力」で事に当たるということは必要です。そこを否定する必要は毛頭ありません。私が言いたいのは、自力だけに固執するなということ。

たまには、誰かにすがってもいいじゃない?

誰かに身を委ねる、そして、人の温もりを感じること、それが、結果的に自分にも温かくなれるということなんです。その延長線上に、自分と関わる全ての人に温かさを波及させることができます。

現場体験の中で、私が感じた一番の法則は次の通りです。

私に身体を委ねてくれる人の「変化」は凄まじい!

一方、なかなか、私に身を委ねてくれない人は、なかなか変化しない。ということですよ。

一旦「他力」になる。それは、他者を信頼するということにつながります。そうすれば、おのずと、自分自身を信頼するということになるんです。

他力→自力

このバランスが整うというものなんです。私も、最近の業務の中でもこのようなことをいくつか体験しています。

一例を挙げましょう。私は、事務的な仕事が苦手なんですね…商業高校を出ているのにも関わらず、簿記なんてきいたら頭が痛くなる…それでも、毎年決算書は書かないといけないわけです。毎年、決算の時期が来ると、日常業務にも支障が出ていました。それを全て、信頼できる人にお任せしました。

するとどうだろう。すんなり決算書は出来上がる、普段の収支は細かいところまで分析できる、改善点を指摘して頂ける。いいことずくめです。

このように、全て自分の力でやらなくてもいいわけです。その人のパーソナリティに応じて、得意なこと、不得意なことが必ずある。不得意なことを無理に伸ばす必要はないということでしょう。

また、私は、どちらかというと、右脳の使い方があまり上手じゃないんです。左脳型の人間のようです。ご存知のとおり、右脳は創造、イマジネーションの脳。一方左脳は、論理的な脳。直接、右脳型の人に色々聴くようにしています。右脳の使い方が生まれつき優れている人の「感性」は、私ひとりで考えるよりも全然いいわけです。

「はあ~!こんな感性ってあるんだ!」

って気づきを得ます。すると、最近では私の中でどんなことが起こったか?である。ある方からこんなことを言われました。

「以前より感性が優れてきましたね?」

って。

嬉しいですねえ!今まで、自分の力でイメージトレーニングを行って右脳を高める方法をあれこれ試していました。なかなか効果はなかったんですねえ…しかし

「他力」

誰かの力を借りると、自分だけでやってときよりも、全然感じが違ってきたんです!やっぱり他力ってすごいなあ!つくづく感じます。右脳、左脳って偏りすぎてもよろしくないそうです。この双方をバランスよく使うということです。勘のいい方はもうお気づきではないですか?。

全てを人にやらせろということではないということを…

当たり前の話だが、そんなことをしてしまうと、自分の元からどんどん人が離れていきますよね。

多くの人の相談を受けて改めて感じること

「私の力って無力だなあ…」と

私は、身体からココロをクリアにする力には絶対の自信を持っています。今日まで積み上げて、反復してきた技術には誇りを持っています。

しかし、本当に、今まで接してきた多くの方々の問題、悩みを解決することができたのか?自問してみると答えは

「ノー」

です。そう、私は人の悩み、問題なんてなにひとつ、解決していません…なのに、どうして、今日までこの仕事に関わってきたのだろう?これもやはり自問ですねえ。答えはすぐに出ました。

「私は、私と接する人の問題、悩みを解放させるために在るのではない。私と接する人たちの可能性を引き出すために在るのだ。」

この答えが自分に降りてきた瞬間、肩の力がすーっと抜けました。力を抜くことの重要性をくどいくらい説いているのに…やはり自然に力が入るんですねえ…

要は、そのくらい、人間って日を重ねるごとに、様々な錘を背負うということなんです。この、限られた自問自答の中で、改めていろんな情景が思い返されます。そう、過去に何人も私の元を訪れたクライアントの方々。その場その場で、いろんなことがありました。が、本当に信頼関係が築かれた場合の効果は凄まじい!

その間何やったのか?

そう、ホットストレッチを施しただけ。身体の力が抜けきったあとの「表情」は正に別人です。本当に晴れやかな、清々しい表情に変わっちゃいます。重要なのはその後です。ほとんどの人の行動は

「自動的」

勝手に気付いちゃうんですねえ。だから、具体的な方法論なんてもうどうでもいい話になってしまいます。だって、方法なんて、十人十色。置かれている環境、境遇も十人十色。恐らく、それらひとつひとつを解決させようと躍起になってたら、私自身がつぶれていたでしょう。
 
このような情景を思い出すと、人の可能性って∞だなあって感じます。それは、私を含めてです。だた、私は、私と接する人の可能性、それを信じて引き出すだけ。そのために今日もホットストレッチをお教えしたり、施術したりしています。ホットストレッチの劇的な効果は反復された人だけが体感できます。中にはこんなことを言われる人もいますよ。

「相手が元気になることはあっても、自分が疲れるだけだ…」

そんなことはまずあり得ません。世界は鏡なのですから。だから、相手を元気にすることができたら、必ず自分の元に「元気」が返ってきます。相手を元気にするために、自分の元気を与えているわけではないんです。

力を抜く習慣はエネルギーを上質化させます。生まれたての赤ちゃんって身体が柔らかい。そのような柔らかい感覚です。考え方、捉え方から身体の姿勢まで、そのような柔らかい感覚に包み込まれるのです。たった一日で、このような感覚はまずは現れないです。

でも、現れ始めたら今後の展開が変わっちゃいます。単純なものにこそ大きな意味、価値があるからです。

私も、18年余り、この技術を使っています。そのおかげで、普通に考えたら出会うことのできない人、状況、環境が訪れました。このような奇跡はこれからも続くと期待しています。

このようなことをひとりひとり、ミラクルを受け取る可能性があります!

ゆかいさぽーと ストレスマネジメント研究所
http://www.stresscaresupport.com/

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