外的な「幸せ」は後からやってくる

これまでに説明した内容の中には、自分がこうなりたい、ああなりたい、こんな状態になってたいなど、外的な方法については一切書いていません。

どうしてか?

自分が望ましい状態は後から自然にやってくるという持論があるからです。従来の目標達成法、能力開発法は、どちらかと言えば

「積み上げ思考」

なんですね。確かに、今の現状から、望ましい未来に向けてのギャップ、これを埋めるためには必要なことかもしれないですよ。ただ、基本的なことを見落としていると感じる人もいらっしゃるんじゃないですか?

ココはあまり触れられていないことです。大事なのでもう一度確認の意味で書きますよ。

「今」

この瞬間に意識を戻すということ。これがしっかり確立されていない限り、目標や理想を達成したとしても、満足は得られないです。これだけはハッキリ言えます。

なぜか?

だって、外的な達成感は、達成してもきりがないからです。

ひとつの目標を達成したとしましょう。そうすると、また新たに、欲しいもの、なし得たいことが増えてくるからです。達成したその状態が、また一からのスタートラインになってしまうんです。ゴールがいつまでたっても訪れない状態…

これでは心身が参ってしまうよねえ…

この「負」のスパイラルは、私が何度も経験しました。

「一体いつになったら満足できるんだ~!」

って感じでしたねえ…

このような状態に陥るのであれば、いっそのこと、目標なんてない方がマシなんです。そのような状態を防ぐためには常に

「今」

に意識を戻すというこです。私たちの意識は、トレーニングしてもつい、過去や未来を勝手に色をつけて考えてしまいます。これはひとつのシグナルとして捉えましょう。

「今」に意識を戻せよ~!

って自分の内面が教えてくれているのです。ずるずると心配する思考パターンは、私たちが長年作り上げてしまった副産物といってもいいでしょう。そこから脱却すること。そのために

「今」

に意識を戻すのです。今感謝できること、ワクワクできるもの、イキイキできるもの、どんな細かいことでもいいから探すことです。そして

大きく息を吐く。

往々にして、不安、心配が増幅するときは緊張状態にあります。ということは、私たちは無意識的に息を吸っているってことなんです。これが、過剰な興奮状態を作ってしまうんです。

「今」この瞬間に意識を戻すのです。

そして、できる限りでいいです。今満足することに専念する。何をするにしても「今」がスタートラインであり、ゴールなのです。今を濃くしましょう。立体的に、リアルに今を表現するんです。意識的に今の瞬間をリアルにする方法についていくつか挙げてみます。参考にして下さい。

私たちの意識は言葉、イメージ、感情です。この3つを五感を使って表現します。例えば言葉、言葉は音を発する。つまり聴覚にアプローチしていることになります。これを聴覚以外の他の感覚にするとどうなるんだろう?って考えます。それをイメージします。

「今発した言葉(聴覚)どんな味(味覚)がする?」
「今見えている景色(視覚)はどんな音(聴覚)がする?」
「今触れているもの(触覚)はどんな香り(嗅覚)がする?」

といった感じです。これをちょっとやるだけで、今、この瞬間の情景がリアルに表現されることになります。その状態を作り上げてから、満足できること、感謝できること、それらに視点を当てましょう。文章に直すと、ちょっと難しく感じるかもしれないが、慣れてくると、簡単になります。意識を高めながら取り組むと、相互効果が得られます。いずれにしても、ある程度のトレーニングは必要ですね。

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