部屋は暗くして休むこと

昨今、暗い部屋では眠ることができないという人が多いと聞きます。豆電球だけつけてお休みになられる、という方もいらっしゃるとか。一見、大したことないように思える状況ですが、これが、結構、私たちの脳にダメージを与え続けているのです。

「フクロウ症候群」

と呼ばれるこのような状況は、しっかりと睡眠をとっていると思っていても、部屋が明るいため、身体は寝ているが脳が起きているという、不思議な状態を作り出してしまうのです。結果的に脳の疲労を蓄積したままにしてしまうということですね。

脳が疲労してしまうと、適切な思考、判断力が低下することはもちろんのこと、病気や事故、トラブルを巻き起こしてしまいます。それだけでしたら、まだいい?のかもしれませんが、脳が疲れてしまうことの最も厄介なことは

「無自覚」

ということなのです。身体全体に疲労が蓄積しているのに、疲労を認識しない、身体の悲鳴が感じられない、といったことが起こってしまうのです。

突然病で倒れることや、突然死は、突然起こっているわけではなく、潜伏期間を脳が自覚していないことが原因だと言われています。

また、私たちの脳は、私たちが意識しない間でも、多くの仕事をしてくれています。体温や呼吸の調整、心拍数の安定化などがそれです。四六時中、脳は様々な仕事をしてくれています。最近では、脳は宇宙からの情報をキャッチし、私たちの意識に伝えてくれるという学者もいるくらいです。無限の可能性を感じずにはいられません。

ということは?

部屋を明るくして休むという、極めて細かいことで、脳の休息を阻害するのってもったいない、と思いませんか?

最初は違和感があるかもしれませんが、部屋は暗くしてお休みになることをお勧めします。部屋を明るくしてお休みになられたときよりも、睡眠の質、目覚めが確実に違ってきますよ。

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