災害がもたらす「副産物」

西日本豪雨や、度重なる台風、ここ数か月は災害続きのような気がします。そもそもなぜ、こんなに災害が頻発するのか?異常気象であるとか、三次元的な原因はまずは置いといて、少し別の視点から原因を観ていくと、実は意外な副産物があります。それは…

人と人とが助け合う、という、人間の本来持っている本能を再認識させること、人を思いやるという気持ちを今一度植え付ける、そのようなことが目的として、引き起こされているのが災害であると言われています。

決して、祟りや怨念といったものではない、ということでしょう。

危機的状況にならないと、助け合うことができない、という人間の「弱さ」みたいなものも垣間見えますが、チャンスである、とことは言えます。

集団欲

というコトバを聞いたことがありますか?

これは、人間が生まれてから持っている欲求のひとつです。安心感や、守られているといった思いが充足されると、この集団欲は満たされます。これは、決して、お金やモノが満たされたということだけでは満たされることはないのです。

私も、今回の豪雨災害で被災した一人です。しかし、そういった状況の中で、多くの方々からの支援を頂きました。おかげで、乗り切ることができました。正に、地獄に仏を体験できたわけです。

その一方で、現在も、多くのボランティアの方々が支援して下さっています。実は、ボランティアの方々は、一見、時間、労力を与えているように見えますが、一方で受け取っているものもあるのです。それは

人や社会のお役に立っているという満足感、充足感です。

実は、これが、集団欲を充足させるために重要な感情になるわけです。助けて頂いた方も、人の優しさや温もりを感じる、そして、助けた方も、自分が人の役に立っている!という満足感が得らえる、この、相互効果が、人間味を深めていくことになるんでしょうね。


ゆかいさぽーとストレスマネジメント研究所
http://www.stresscaresupport.com/

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