それは温もりです。同じクライアントであっても、その日の身体感覚は微妙に違います。
逆に言えば、同じクライアントであるからこそ、微妙な違いを感じることで体調の異変に気づけるのです。
私はこれまでに何度もホットストレッチを行ってきたため、手のひらで感じる身体感覚が緻密になりました。
これは、私自身の誇れる能力の一つです。
例えば、体の動きが通常よりも固くなっていたり、関節の可動域が制限されていたりすることもありますが、そこまで掘り下げると難しくなりますので、今回は温もりにフォーカスしましょう。
身体が過剰にこわばりや疲労で満たされると、身体は通常よりも少し冷たく感じることがあります。
このような状態では、正常な思考や行動が難しくなってしまうものです。
ですから、ホットストレッチを通じて、クライアントに温もりを感じさせます。
その結果、安心感や保護されているという感覚を味わえます。
この状態に至るまでの時間は短いです。早い人では私が手を触れた瞬間に、安心感や保護されている感覚になるクライアントもいらっしゃいます。
ホットストレッチのスケジュールは、個々の緊張度や疲労度によって異なりますが、初めて訪れた際から最初の10回程度は週に2~3回のペースが適しています。
身体のこわばりを徹底的に解きほぐし、無意識のレベルまでクライアントのこわばりを理解することが目的です。
その後は月に2~3回程度、最終的には月に一度のペースで十分な状態になります。
ほとんどのクライアントは月に一度程度のホットストレッチで自分の調整を行っています。
多くの現代人が未病の状態にあると言われています。
未病とは、病気ではないが、何となく心身に違和感を覚える状態のことです。
このような捉えにくい状態を、身体の緊張度から観察できるのです。
この状態を把握することが、ゆかいさぽーとで行うストレスケアセッションの入り口となります。
身体は心の鏡であり、身体のこわばりを取ることで基本的な心の状態が見えてきます。
これがホットストレッチの目的です。
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