40歳からの疲労対策:ゆっくり動くことと足への意識集中が効果的な理由

思い通りに動けなくなる…それだけでもやきもきしてしまいますね。

疲労は病気と違い、把握しにくいという厄介な性質を持っています。

疲れが残った状態で仕事をしていると、高い生産性を保つことができず、無駄な残業をすることもあるかもしれません。

これはただの老化現象の始まりということで片づけてしまっては勿体ないことです。

確かに老化は否めません。

しかし

それ以上にこれまで頑張り、無理をしてきた反動として疲労が顕在化するのは当然のことです。

言い方を変えると

「これまで世のため人のために尽くしてきた証」

なのです。疲労に抵抗するのではなく、これまで頑張ってきた証と向き合うことが大切です。


簡単な意識づけとして、自身を労わりながらゆっくり動くことを意識しましょう。

ゆっくり動くとは、車の運転の際に急ハンドルや急発進を避けることに似ています。

朝に余裕を持って動き始め、立ったり座ったりするときには膝から行うことを意識することです。

これだけで身体が地に足がつくようになり、思考にも影響します。

ベテランのトップアスリートがウオーミングアップに時間を掛けることと同じように、日々の生活で全体的な動きに余裕を持たせ、ゆっくりと動き始めることを習慣化しましょう。

その第一歩として「足」に意識を向けることも大切です。

私どものところで行なっているホットストレッチの技法の中にも、足の指先から脳に向けて信号を送る方法があります。

一見、普通に立っているように見えても、足に意識を集中してみると、足の裏が地についていないことがあるかもしれません。

一度立ち止まり、地に足がついているか確認することで、今までと違った意識の向け方が可能になります。

一気に姿勢を改善させることは難しいですが、一部分に意識を集中させることは容易にできます。

気持ちに余裕があるときに少し、意識を集中してみて下さい。

このような単純なことが積み重なると、やがて大きな習慣になっていることに驚かされることでしょう。



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